写真酵母

Hokkaido Photography × Dear dog

雑木林

Sony α7R3 / 70-200mm GM F2.8

凍てつく冬の木々たちとファインダー越しに向かい合ってみた。北海道の雑木林に入ると、まずはその美しさに心が惹かれる。その勢いからすぐにカメラを構えて撮ろうとするとこれがまた上手くいかない。広角?望遠?マクロ?いろいろな選択肢が余計に頭を悩ますが、私の場合は50mm〜90mmくらいで撮ることが多い気がする。この作品は望遠で構図を狙い87mmあたりだったかと思うが・・・撮影に自己満足しファインダーから目を離したら、少し深呼吸してみよう。鳥の鳴き声、木々の擦れあう音、風の心地よさ、日差しの暖かさなどが感じられる。こんな寒さの中でも意外と小鳥たちは囀っている。リアルで自然と向き合うことがどれだけ精神衛生上良いことかきっと感じてもらえると思う。ふと見た温度計はマイナス10℃を指している。唯一外気に触れている私のおでこがキンキンに冷えている・・・さぁ帰って風呂でも入ろう。

【機材紹介】

この作品でも使用しているSony FE 70-200mm F2.8 GMレンズ(初代)ですが、本当に写りが良く、私にとっても今までに多くの作品を生み出してくれた相棒です。バランスの良いシャープな表現が得意な一方で、作品に上品な「艶」を添えてくれる感じでアート感も演出してくれます。sonyは色表現がうまいなとつくづく感じることができる名レンズかと。特に北海道のような広大なランドスケープと対峙する時は安定の4番バッターですので、バッグに入れて、最初からボディに装着しておけば撮影のタイミングを逸しないでしょう。そのレンズの第二世代が出たということでかなり興味があるところで、これからEマウントで勝負をしてみたい人に1つの選択肢として良いのではないでしょうか。北海道だと結構、景色は良くても自分のイメージ通りの構図にするためにそれ以上は近づけられないといった時も多くありますので、この望遠はかなり重宝すると思います。

↓ テレコンバータは私も持っています(2.0×)が、こちらも持っていると動物系も狙いやすくなると思います。私はあまり動物系はやっていませんが、以前自宅の庭に来る小鳥を撮影したときは大活躍でした。本当は雪原の中のキタキツネを撮りたいのですけどね・・・私との相性が良くないみたいで(笑)

↓ 必要に応じて(1.4×)もあると良いかもしれません。