写真酵母

Hokkaido Photography × Dear dog

居場所

疲れた時、悩んだ時に少し日常を離れ、リフレッシュしたいな。と思った際に、2〜3年に一度くらいの頻度ではありましたが、決まって訪れていたペンションがありました。

久しぶりに行ってみようかと思い立ちましたが、しばらくお休みされていることを知り、残念な気持ちよりも、いつも丁寧に接していただいていた物静かなオーナーさんはお元気でいらっしゃるだろうか・・・と少し心配な気持ちになってしまいました。

ここで、ゆらめく暖炉の優しい炎を見ながら、ローテーブルに自分の愛用のカメラと好みの酒を置かせていただき、ちびちび一人でやりながら、薪が割れるパチパチ音にあわせて、その日のオーナーチョイスの素敵なJazzを聴きながら、夜が更けていくひとときが堪らなく好きでした。

そういう居場所があることで、何か不安になったり、疲れた時などに自分を見つめ直すことができる、そんな精神的な柱になってもらっていた素敵な宿でした。

この軒先から見れるこの景色には、癒されたものです。

またいつの日か再開(再会)されることを静かに願っております。そう思っている人はきっと私だけではないことでしょう。