Sony α7R3にElmar3.5cm F3.5を装着し、この1台だけを持って小さな旅に出てみました。いつもは欲張り派でレンズをあれやこれやと持ち歩くのですが、今回はこれ1本のみ。1本のレンズだけを持ち合わせて、小旅行に出るなんて最近ではあまり記憶にないのですが、道中すごく幸せな時間に感じたのは気のせいなのか、いや実際に幸せでした。選択肢がミニマムになると被写体に対してもミニマムになるというか心も整理され身軽になるというか・・・写真を始めた時のあのドキドキ感を久しぶりに感じたような気がします。
撮影をしてみると、ピントを合わせるのがオールドレンズ故にα7R3のシステムとの相関操作がぎこちないところはあるものの、カメラのボディ側を手動であれやこれやとやれば何とかなることも分かってきました。初めてのElmarで、１頭の馬の写真を撮りたいとイメージしながら出かけたのですが、自分のイメージ通りの撮影ができて良かったです。
２枚目の砂利路の作品もそうですが、フォーカスを当てたところの柔らかさ（最新のレンズのキリっキリっには敵いませんが、それでもしっとりとフォーカスされている）からの周辺に絵の階調が優しく描かれていく描写が好きなんですよね・・・ちなみにf3.5です。 あと・・・色もいい（これはα7R3のセンサーの恩恵もあるかもしれませんがElmarとの相性も良いのでしょうね）
ということで、しばらくこの組み合わせで旅の続きを楽しんで行きたいと思います。
