写真酵母

Hokkaido Photography × Dear dog

before Snow White

sony α7R3 / Elmar3.5cm F3.5

Leicaへの憧れで述べてみるが、Leicaほどブランディングが成功しているメーカーはないのではないだろうか。その上で、実際に製品の完成度の高さや哲学思想などにおいて他メーカーと一線を画するところに多くの人が(自分も含めて)憧れの視線を投げかけているように感じる。私はLeicaのカメラボディで撮影したことは1度もない。が、ある写真家がお持ちだったLeica M8.2と、いつだったか東京を訪れた時にLeica銀座店でLeica M monochrome(おそらくtype246)のたった2回だけであるが過去ボディに触らせていただいたことがある。緊張してよく覚えていない中であっても、その時の触った感じの製品としての完成度の高さは他のカメラとは群を抜いて別格であった。ひんやりした筐体で、ずっしりとした重厚感。あぁこれで撮影したらさぞ素敵な作品が撮れそうだ・・・とイメージだけが暴走してしまう(笑)今でも自分の手に伝わってくる重量の感触が忘れられないでいる。そんなLeicaはM11というシリーズが現行の最新型だが、M10よりも重量が軽くなっているという。感触的にはどうなんだろうか・・・私個人的にはM10-RかM10-PなどのM10シリーズが良いのではないかと感じているが、M10シリーズの新品の在庫が僅少になってきているようだ(・・・どうせ買えないが)。

でもまぁいいかな・・・Elmar3.5cmにα7R3があれば十分楽しめる作品が創れるし、何故かElmar3.5cmのレンズを装着したα7R3は別物のカメラみたいだ。この嬉しい誤算を自分にいいように捉えて(勘違いして)しばらくは歩いていこうと思う。

ふと足元を見るとほのかな光が笹を照らしていた。