写真酵母

Hokkaido Photography × Dear dog

A cruising train

Sony GM 135mm F1.8

皆さんは列車の旅はお好きですか?

私が若いころは、住んでいた田舎から都会に向けて、次々と駅を飛ばしていく快速電車が好きでした。今は年齢を重ねたせいか、日に数本しか無いような路線の列車に乗って、時間に追われずに音と風を感じて北海道の大地を走るのがとても心地良い感じです。

北海道は世界でも屈指の美しい景観を有するエリアだと思います。個人的にはJR九州の鉄道ビジネスの戦略が北海道でも良い参考になるのではないかと思っていますが、鉄道にあまり関心のなかった人たちも乗ってみたくなるようなちょっと心が踊るエキサイティングな車両を北海道で走らせたら面白いのではないかと。

何も流行りの豪華な車両でなくても良く、発想的には例えばスイスの登山鉄道のように屋根がガラスルーフになっていて、前面(後面)展望車など車内からの景色が開放的な車両だったりとかあったら、特に北海道は面白いと思いますし、特に美瑛・富良野あたりにそんな列車が頻繁に通勤や観光の足として行き来していたらいいのに。なんて妄想したりしています。

幼いころ鉄道ファンだったこともあり(実はちょっと飛行機が苦手・・・)、昔、札幌駅を発着する、カシオペア、トワイライト、北斗星、急行はまなすが無くなると聞き、全ての列車に乗ったことがあるのですが、今振り返ると本当にそれらの列車は良かった・・・いかにも旅をしているって感じなんですよね。これらの列車が復活したら絶対にまた乗るのにな・・・ 特に上野行きの北斗星のグランシャリオと呼ばれた食堂車で食べたカレーが美味しくて今も忘れられない・・・🍛

時は流れ、今の日本の寝台列車は、乗車できる人が限られてしまうような超豪華寝台列車くらいしか走っていないのですが(東京発着のサンライズはまだ庶民的で今となっては貴重な列車)、私にはそんな大金はとても出せないので、写真のキハ40のような古い車両で、おにぎりかサンドイッチを持参してぶらっと乗って、その道中で好きなカメラのシャッターを押しながら休日を過ごせたらもう十分幸せです。

写真は根室本線 東鹿越駅付近で1年半ほど前に撮影。こちらの路線も廃線の危機に直面しています。この列車を待つ間、その辺の茂みから熊が今にも出てきそうな怖さの中で一人で撮影し、やっとこさやってきた列車を撮影できたらすぐに自分の車に飛び乗り、すっ飛んで帰ったのを覚えています。好きでやっていることとはいえ、写真も命懸けですね(笑)でもこの時は本当に綺麗だった・・・

さてもう4月です。北海道も本州に遅ればせながらようやく春の陽気に入っていくことでしょう。さて今年はどこに行こうかと考えているわけですが、まずは栗山監督が凱旋されて盛り上がっている栗山町にでも行ってみるかな〜🥎